
この記事の内容
- なぜ重曹が足の臭い対策に効かないのか知れる
- 足の臭いをなくす重曹の使い方を知れる
重曹が効かない足の臭いは「水虫」と「アンモニア臭」です

足の臭いなら全て重曹で対応できるわけではありません。
重曹では効果のない足の臭いもあります。
重曹が効かない足の臭い
- 水虫が原因の臭い
- アンモニア臭
水虫が原因の臭いが重曹では消せない理由

水虫菌そのものは臭いませんが、皮膚が荒れてそこから雑菌が入り込むと、強い臭いを発するようになります。
水虫が足の臭いの原因である場合は、先に水虫の治療をする必要があります。
▶洗っても足が臭いは【病気が原因!?】病院は何科を受診すれば良い?
アンモニア臭が重曹では消せない理由

疲労やホルモンバランスの乱れなど、身体の内側に原因が有るアンモニア臭は、外側からのケアでは完全に足の臭いを取ることはできません。
もし、足からアンモニア臭がする場合は、重曹ではなくミョウバンの方が効果があります。
ミョウバンで足の臭い対策をしつつ、たっぷり寝て休養をするなど、疲労回復を心がけましょう。
▶足の臭いはミョウバン水で解決【保存版】作り方や効果を徹底解説
重曹の効果について

重曹は弱いアルカリ性のため、酸性を示す足の臭いの原因物質である「イソ吉草酸の臭い」を中和してくれます。
そして、重曹には給水効果も期待できるため、吸水する際に臭いを含んだ水分を吸い取ってくれます。
重曹の主な効果
- 重曹は足の臭い(イソ吉草酸の臭い)を中和してくれる
- 重曹は吸水効果が期待できる

参考文献におい - 国民生活センター
足の臭いをなくす重曹の使い方

重曹の活用法
- 重曹足湯でニオイを消す
- 臭いが染み付いた靴や靴下に重曹を直接ふりかける
重曹足湯でニオイを消す
フィットバスがなくても、足首くらいまで浸けられる洗面器があれば十分できます。

材料・作り方
- 洗面器
- 重曹(小さじ1~2杯)
※効果が薄いと感じたら、重曹の量を大さじ1~2杯ほど増やしてください。
【やり方】
- 重曹を溶かした洗面器の中に、足を15分くらい浸します
- 臭いが特に強い時は、30分くらい足を浸けておきましょう

- 足の指の間
- 足の裏
- 爪の間
を先に石鹸で汚れを落としてから、重曹足湯をしましょう!
▶足の臭いを消す石鹸【ランキング】女性はミューズがおすすめ!
また、お湯の中では「指の間」などを軽くこすると、余分な角質なども落とせて重曹足湯の効果が高まります。
爪の中にも汚れがたまらないように、お風呂前に爪を切っておくのも良いでしょう。

重曹小さじ2杯に対して、クエン酸を小さじ1杯(もしくはお酢)を加えると、炭酸ガスが発生します。
炭酸ガスは角質を柔らかくして、皮脂や垢・汚れを取ってくれるため、重曹足湯の効果がアップします。
また、血行もよくなるから、冷え性の方にも炭酸足湯はおすすめの方法です。

臭いを取りつつ香りも楽しめるフットバスは、1日の疲れも足の臭いも取れて一石二鳥。
抗菌作用のあるアロマオイルを重曹足湯にプラスすれば、菌の増殖を抑えくれるから、足の臭い対策としても効果がアップします。
おすすめのアロマオイル
- ティーツリーオイル
- ラベンダーオイル
- ペパーミントオイル
アロマオイルは水に溶けないため、お湯にそのまま入れないで下さい。
必ず重曹とアロマオイルを混ぜてから、お湯に入れるようにしましょう。
重曹足湯のデメリット

重曹足湯のデメリット
- 酸性系の足の臭いしか効果がない
- 重曹足湯を準備するまで手間が多くて面倒くさい
- 消臭効果は長続きしない
- 重曹を溶かす量が多いと肌が乾燥する
実は重曹足湯は足の皮膚表面に出てきた悪臭成分を中和して消臭しているだけです。
だから重曹に制汗作用や保湿まで期待すると、重曹足湯は効果ないと思うでしょう。
重曹足湯で足がぬるぬるする場合は注意!

重曹を入れる量が多すぎると、アルカリ性が強くなりすぎるため、肌の表面が溶けてしまう可能性が考えられます。
また、熱湯から冷ましてお湯を作ってはいけないので要注意です。
重曹は65度以上のお湯につけると炭酸ソーダになり、アルカリ性がpH11くらいまで跳ね上がります。
その状態で足湯してしまうと、強いアルカリ性の影響で肌が溶けてしまい、ぬるぬるした状態になります。
いずれにせよ、重曹の入れ過ぎは肌に負担がかかかるため注意しましょう。
臭いが染み付いた靴や靴下に重曹を直接ふりかける

臭いが染みついた靴や靴下に重曹を直接ふりかけると効果的です。
特に靴は今まで臭っていた足が触れていたものなので、足の臭い菌がウジャウジャいると思って間違いありません。
足のケアは重点的に行っても、意外と靴の殺菌は怠ってしまいがちです。
でも、靴を殺菌しなければ、毎日足のケアをしても意味はありませんよ。
靴のニオイ対策は重曹スプレーがおすすめ

重曹スプレーを靴にふりかけるだけで、ニオイ成分を中和することができます。
また、重曹スプレーを持ち歩いて、ニオイが気になった時に使ってもOKです。
もし靴に重曹スプレーをふりかけてもニオイが消えない場合は、中敷きを変えてみるのも良いでしょう。
足の汗を吸い取った中敷きは、重曹スプレーだけではニオイを中和できない可能性があります。
抗菌・防臭加工の中敷きもあるので、試しに使用してみてはいかがでしょうか。
重曹以外で足の臭いを消す方法

- 足の臭いを消すために重曹を使っているけど効果が持続しない
- 朝は足が臭わないけど、夕方から夜にかけて足の臭いが気になる
など悩んでいる方も多いはず・・・。
重曹は安価で便利ではありますが、それだけでは根本的に足の臭いを解決できません。
ぜひ重曹だけでなく、下記にご紹介する方法も試してみてください。